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「スリ眼」の見抜き方、尾行法、身の隠し方…スリ捜査、若手育成急務 東京五輪・ラグビーW杯見据え

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「スリ眼」の見抜き方、尾行法、身の隠し方…スリ捜査、若手育成急務 東京五輪・ラグビーW杯見据え

スリなどの捜査を行う大阪府警第三課の捜査員(手前の2人)が雑踏に目を光らせる=大阪市北区 スリなどの捜査を行う大阪府警第三課の捜査員(手前の2人)が雑踏に目を光らせる=大阪市北区

 雑踏でかばんやポケットから財布を抜き取る「スリ」。摘発には特殊な技量が必要とされ、職人肌の捜査員は、畏敬の念を込めて「猛者(もさ)」とも呼ばれる。国内開催が予定されている東京五輪やラグビーワールドカップ(W杯)などの国際的イベントでは外国人スリ集団の来日も予想され、捜査力の維持・伝承が不可欠だが、かつては街頭犯罪の代表格だったスリも時代の流れとともに減少。全国の発生件数はこの10年で半数以下になっており、若手捜査員の育成が課題になっている。

観察するのは「目の動き」

 「ハリがないから、もっと近づいて大丈夫や」

 1月下旬、1人の女を尾行する若手捜査員に、捜査車両からベテラン捜査員が携帯電話で助言した。

 「ハリ」とは警戒感を意味する。女は自宅近くを中心にスリを繰り返しているとみられ、大阪府警捜査3課が容疑者としてマークしていた。3人の捜査員が終日尾行したが、女はその日、犯行に及ぶことはなかった。

 彼らが「猛者」と呼ばれるようになったのは、懐を「もさぐる(まさぐる)」スリ犯を捕らえるから、とも言われる。

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