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【軍事ワールド】新鋭ステルス戦闘機F-35の“真の力” 水平線の向こう側を叩く「NIFC-CA」の威力

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【軍事ワールド】
新鋭ステルス戦闘機F-35の“真の力” 水平線の向こう側を叩く「NIFC-CA」の威力

24日、航空自衛隊三沢基地に配備されたステルス戦闘機F-35Aの日本向け1号機(青森県三沢基地、ロッキードマーチン提供) 24日、航空自衛隊三沢基地に配備されたステルス戦闘機F-35Aの日本向け1号機(青森県三沢基地、ロッキードマーチン提供)

 最新鋭ステルス戦闘機「F35AライトニングII」の航空自衛隊配備分の最初の1機が26日、空自三沢基地(青森県)に配備された。レーダーに極めて探知されにくいステルス性を持つことがクローズアップされるが、F35のもう一つの特徴は、多数搭載した高性能センサーなどを駆使し、水平線の向こう側を“無限に叩く”高度な連携能力にある。(岡田敏彦)

 見えない脅威

 世界の海軍が昔から頭を悩ませてきたのは、水平線の向こう側が見えないことだ。第二次大戦前の大艦巨砲主義の時代、主砲の射程距離は延伸していった(金剛型の35・6センチ砲で35キロメートル)が、地球は丸いため、高い艦橋からでも着弾地点が見えない。つまり弾が当たったかどうかはもちろん、そこに目標があるかどうかさえもわからないのだ。これではせっかくの長射程も宝の持ち腐れだ。

 そこで観測気球を積み、高い位置から水平線の彼方を見ようというアイデアが生まれ、後には水上偵察機(弾着観測機)を搭載している。空母でもない戦艦が飛行機を積んでいたのは、この偵察と弾着観測のためだ。

 レーダーが開発された今でも、事情はかわらない。電波は可視光線同様に直進するので、丸い地球に沿っては飛ばないからだ。空母が重視されるのは、その搭載する航空機によって水平線より遙か彼方の目標を見つけ、対処できるのが大きな理由の一つだ。ところが、そうした航空機(艦載の戦闘機や攻撃機)にも不満があった。航空機に積める爆弾やミサイルは、そう多くはないという問題だ。

 もっと火力を

 ジェット戦闘機をテーマにしたテレビゲームの多くは、ミサイルや機関砲の弾をいくらでも撃つことができ、弾切れとなることはない。もし実機同様の弾数に設定すれば、補給のためすぐ基地に戻ることになり、ゲームの“娯楽性”は低下する。だが実際の戦闘機では、搭載するミサイルの数は限られている。

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