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【関西の議論】ドヤ街の次は茶畑の町…星野リゾートが狙う意外な土地

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【関西の議論】
ドヤ街の次は茶畑の町…星野リゾートが狙う意外な土地

山すそに広がる茶畑。美しい景観が「日本遺産」に認定された=京都府和束町 山すそに広がる茶畑。美しい景観が「日本遺産」に認定された=京都府和束町

 近畿大経営学部の高橋一夫教授(観光マーケティング)によると、観光学では「いらだち度モデル」と呼ばれる指標がある。観光客が収容力を超えると、地元住民は不満を募らせ、最後には観光客を敵視しだすという。高橋教授は「世界の観光地でもみられる現象で、京都府が京都市から地方へ観光客を分散させる施策は正しく、地域観光を守るというメッセージにもなる」と評価する。

 京都南部では、2023年に宇治田原町に新名神高速道路のインターチェンジができ、北陸新幹線の新駅が京田辺市内に整備される予定。将来的な交通アクセスは今以上に良くなるからこそ、周辺自治体も地域発展の可能性に期待を膨らませる。

 意外性が注目されがちな星野代表の和束町進出も、こうした行政施策やインフラ整備の進捗(しんちょく)を冷静に見据えたうえでの決断なのだろう。観光地にどのように経済的価値を生み出していくのか、その手腕が注目される。

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