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【関西の議論】白票水増し・投票用紙焼却、前代未聞の不正はなぜ起きた…甲賀市選管のずさん管理態勢

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【関西の議論】
白票水増し・投票用紙焼却、前代未聞の不正はなぜ起きた…甲賀市選管のずさん管理態勢

白票が水増しされていた問題で謝罪する岩永裕貴市長(左)ら=2月6日、甲賀市役所 白票が水増しされていた問題で謝罪する岩永裕貴市長(左)ら=2月6日、甲賀市役所

 「市の幹部でありながら、なぜこのような判断をしてしまったのか」

 「せっかく投票に行ったのにないがしろにされた。不正をする前に相談するチャンスはいくらでもあったはずなのに」

 民主主義の根幹を揺るがしかねない不祥事に、市民からは厳しい声があがる。

 市は綱紀粛正を図るため臨時の職員研修を開催。甲賀忍者のふるさとをPRするため、「忍者の日」として毎年2月22日に行っている忍者衣装での勤務も中止した。また市選管は近く、外部の有識者らでつくる第三者委員会を立ち上げ、不正が行われた背景などを検証するとしている。

 岩永市長は「市役所全体に意識の低さがあった」と述べたが、3人の不正以外にも管理態勢の甘さは端々に表れていた。

 投開票日から約1カ月後の昨年11月30日、市選管は保管期限の過ぎた未使用の投票用紙を廃棄した。その際、県選管は廃棄した投票用紙の枚数を報告するよう通知していたが、市選管は実際には枚数を数えず、配布数から投票数を差し引いた数を報告。結果的に未使用の投票用紙の水増しを見逃していた。

 一方、3人のほかにも未集計の投票用紙の存在に気付いていた可能性が指摘されており、県警は現在、開票作業に関わった職員から任意で事情を聴いている。聴取対象の職員は40人以上に上る見込みという。

 6月には県知事選があるが、市と市選管の対応には厳しい視線が注がれている。

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