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【関西の議論】白票水増し・投票用紙焼却、前代未聞の不正はなぜ起きた…甲賀市選管のずさん管理態勢

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【関西の議論】
白票水増し・投票用紙焼却、前代未聞の不正はなぜ起きた…甲賀市選管のずさん管理態勢

白票が水増しされていた問題で謝罪する岩永裕貴市長(左)ら=2月6日、甲賀市役所 白票が水増しされていた問題で謝罪する岩永裕貴市長(左)ら=2月6日、甲賀市役所

 国民の意思を政治に反映する選挙。もしその大切な1票が開票されないまま処分されていたら…。昨年10月の衆院選滋賀4区(滋賀県甲賀市、近江八幡市など)の開票作業で、甲賀市選挙管理委員会の幹部ら3人が未使用の白票を使って無効票を水増しした上、本来計上されるべき投票用紙を焼却処分していたことが判明した。投票総数と開票数が合わず、白票でつじつま合わせを行ったところ、その後に投票箱が見つかり、本当のことが言い出せず二重に不正を重ねることになった。滋賀県警が公選法違反の疑いで、3人を含む職員数十人を事情聴取する事態となった今回の不正はなぜ起きたのか。

「気が動転した」

 「衆院選で未開封の投票箱が残っていたのを知っていますか…」

 2月1日、同市の岩永裕貴市長にそんな情報がもたらされた。

 開票作業中に投票総数と開票済みの票数が合わなくなり、つじつまを合わせるため選管職員らが未使用の白票を混ぜ込み、無効票を水増ししたという。あってはならない出来事だ。

 市長から連絡を受けた選管委員長が、不正を行ったとされる選管事務局長を兼ねる市の総務部長、選管書記を兼ねる総務部次長、総務課長(いずれも当時)から事情を聴いたところ、3人はあっさりと事実を認めた。

 「大量の票が不明となり、捜索を指示したが、確認できずに気が動転して焦った」と述べたというが、不正は水増しだけではなかった。開票作業終了後、行方が分からなくなっていた数百票の投票用紙が見つかったが、3人は不正発覚を恐れ、総務課長が自宅に持ち帰り焼却していた。

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