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奈良・橿原の綏靖天皇陵に立ち入り調査 研究者ら円墳と確認

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奈良・橿原の綏靖天皇陵に立ち入り調査 研究者ら円墳と確認

綏靖天皇陵に入り、調査する研究者ら。奥に見える森の中に墳丘がある=奈良県橿原市 綏靖天皇陵に入り、調査する研究者ら。奥に見える森の中に墳丘がある=奈良県橿原市

 宮内庁が第2代綏靖(すいぜい)天皇陵として管理する奈良県橿原市の四条塚山古墳に23日、日本考古学協会などの考古学・歴史学の研究者ら16人が立ち入り調査を行った。

 同古墳は直径約30メートル、高さ約3・5メートルの円墳とされる。江戸時代には修陵が行われ、初代神武天皇陵に治定(指定)されていた。だが、明治以降は綏靖天皇陵として管理されている。

 考古学的には、「木の埴輪(はにわ)」などが見つかり注目を集める東側の四条1号墳などとともに、四条古墳群(計10数基)を形成すると考えられている。

 研究者らはまず陵墓内の石灯籠を調査。その後、墳丘を観察した。日本考古学協会理事で熊本大学の杉井健准教授や、関西大学の今尾文昭非常勤講師らによると、墳丘は江戸時代に作られた8角形の石柵の中にあり、円墳とみられることがわかったという。

 宮内庁が管理する陵墓は立ち入ることができないが、日本考古学協会などはリストを提出して調査を申し入れ、平成20年に初めて認められた。今回で11回目で、昨年は崇神天皇陵(同県天理市)の調査が行われている。

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