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ヘリ7倍の水タンク…海自US2を改良「消防飛行艇」、新明和工業が開発中

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ヘリ7倍の水タンク…海自US2を改良「消防飛行艇」、新明和工業が開発中

一気に7・5トンを放水する実験を行った「水タンク」=神戸市東灘区 一気に7・5トンを放水する実験を行った「水タンク」=神戸市東灘区

 国内初の「消防飛行艇」製造を目指す航空機メーカー「新明和工業」の甲南工場(神戸市東灘区)で22日、飛行艇に取り付けて水を運ぶ「水タンク」を使った放水実験が行われた。タンクは海上自衛隊の救難飛行艇を改良することで搭載可能となる。同社の担当者は「南海トラフ巨大地震のような大規模災害での新兵器に」と力を入れている。

■世界で唯一、荒波で離着水できる日の丸飛行艇

 同社は平成7(1995)年の阪神大震災での被災経験を受け、平成20(2008)年から大規模火災に対応できる消防飛行艇の開発に着手。飛行艇の胴体部分に消防用水を運搬するタンクを取り付けることで消防飛行艇として運用する研究を進めている。

 同社が構想する消防飛行艇は、海自の救難飛行艇「US2」の改良機で、一度に消防ヘリの7倍の約15トンの水を運搬できる。直接海や湖に離着陸して取水できるため長時間の消火活動が可能という。

 この日の実験では、実際に搭載可能なタンクと同形の縦横約2メートル、高さ約2・5メートルのタンクを工場内に設置。約20人の社員らが見守るなか、7・5トンの水や消火剤を放水し、タンクに不具合が出ないかなどを確認した。

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