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縄文晩期の火おこし道具 腐食しやすい木製、珍しい出土 石川・真脇遺跡

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縄文晩期の火おこし道具 腐食しやすい木製、珍しい出土 石川・真脇遺跡

 石川県能登町教育委員会は23日、同町の真脇遺跡で縄文時代後期末-晩期初頭(約3300年前)の「火きり臼」と呼ばれる火おこし道具が見つかったと発表した。木製で腐食しやすいことなどから、縄文時代のものが出土するのは珍しいとしている。

 町教委によると、川跡とみられる幅約4メートルの溝で大量の木製品と一緒に出土した。全長39・1センチ、幅は最大5・5センチ、厚さ1・8センチの板状のスギ。直径1・5センチのくぼみに炭化痕があり、くぼみに火種をのせてきねを回転させ火をおこしたとみられる。

 調査団が物質に含まれる炭素を測定し年代を特定した。縄文時代の火きり臼は、北海道小樽市の忍路土場遺跡に次いで2例目。

 真脇遺跡は6千~2300年前ごろの集落跡。巨大な木柱を円形に並べて立てた「環状木柱列」などの遺構が知られている。1982年から発掘調査が行われている。

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