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【関西の議論】不気味に動くロシアとアゼルバイジャン パリ撤退の万博誘致、大阪は気を抜けない

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【関西の議論】
不気味に動くロシアとアゼルバイジャン パリ撤退の万博誘致、大阪は気を抜けない

2017年7月、ロシア中部エカテリンブルクで開かれた産業展示会で、日本企業のブースを視察するプーチン露大統領(中央)。左隣は世耕弘成経済産業相(黒川信雄撮影) 2017年7月、ロシア中部エカテリンブルクで開かれた産業展示会で、日本企業のブースを視察するプーチン露大統領(中央)。左隣は世耕弘成経済産業相(黒川信雄撮影)

 最終的には政治判断

 ただ、両国ともほころびは見え隠れする。現地報道によると、ロシアのドゥボルコビッチ副首相は1月28日、エカテリンブルク市への連邦政府の投資を「最小限の支出」にとどめる考えを表明。その直後、副首相の発言を打ち消すかのように、同市サイトには万博開催に向けたインフラ投資が「約10億ユーロ(約1370億円)」にのぼるとするマントゥロフ産業貿易相の発言が掲載されたという。実情は不明だが、主要輸出品の石油・天然ガス価格が不安定な動きを続けるなか、政府内でも万博に向けた財政支出をめぐり見解が一致していない可能性が高い。

 アゼルバイジャンも経済は低迷している。石油・天然ガス生産量の低迷を受け、同国の経済成長率は16年からマイナスに転じた。「政権への反対意見は容認されない」(関係筋)ともいわれる同国だが、14年以降の原油価格下落を背景に反政権デモも発生している。財政悪化を受け、政府は優先度の低いインフラ投資などを中止しているという。

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