産経WEST

宅配便、旅客鉄道で輸送 ヤマトと岐阜・長良川鉄道

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


宅配便、旅客鉄道で輸送 ヤマトと岐阜・長良川鉄道

「貨客混載」列車の出発式でお披露目された長良川鉄道の車体。ヤマト運輸のクロネコマークが描かれている=21日午後、岐阜県関市 「貨客混載」列車の出発式でお披露目された長良川鉄道の車体。ヤマト運輸のクロネコマークが描かれている=21日午後、岐阜県関市

 ヤマト運輸と長良川鉄道(岐阜県関市)は21日、宅配便を鉄道の旅客車両に乗せて運ぶ「貨客混載」事業を始め、関駅(同市)で出発式を開いた。宅配業界では人手不足が深刻化しており、ヤマトは配送を効率化できる。長良川鉄道は運賃以外の収入を得られる。

 関駅-美並苅安駅(同県郡上市)の片道約23キロで平日1日1便実施。美並苅安駅からはヤマトのドライバーが運ぶ。ヤマト側には約2時間の時間短縮になるという。鉄道にヤマトの従業員は同乗しない。

 長良川鉄道の日置敏明社長は式典で「沿線の人口が減る中で、列車を有効活用できる手段」と述べた。ヤマトの西出敏之中部支社長は「配送効率化で生まれた時間を地域住民へのサービスに充てたい」と話した。両社は昨年11月に実証実験を行うなど準備を進めていた。距離や本数の拡大も今後検討する。

 式では、緑色とクリーム色の車体に、ヤマトのクロネコのマークを描いた列車がお披露目された。出発の合図は同鉄道の駅長犬として人気を集める「雪之丞」が務め、新事業をPRした。

「産経WEST」のランキング