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【世界の働く女性たち】from シンガポール フードコートは「ご縁」の場

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【世界の働く女性たち】
from シンガポール フードコートは「ご縁」の場

ランチタイムに賑わうフードコート ランチタイムに賑わうフードコート

 シンガポールでは、ランチを「職場で食べる」や「お弁当を作る」という文化が日本ほど根付いていません。ホーカーと呼ばれる屋台村のようなものやフードコートが屋内外に多数あり、昼も夜も外食で済ますのが当たり前。中国、アメリカ、マレーシア、タイ…とさまざまな国の料理があり、食事のメニューに飽きることもありません。

 私も毎日ランチタイムには、人であふれ返るフードコートに繰り出します。特に土日は家族連れもフードコートで食事をとるため、自分の席を確保するまでに10分以上、フードコート内をさまようときもあります。まさに席取り合戦、それも多国籍での。

 2人用のテーブルで1人で食べていると、ほぼ必ず「ここ座っても良い?」と声をかけられます。最初は戸惑いましたが、今はこの時間が楽しみ。先日は中華系のおばちゃんと相席したのですが、20代で1人でシンガポールへ赴任してきた私をまるで自身の娘にように心配してくれ、「心配ないわ! あなたなら何でもできる!」と、すてきな笑顔と一緒にフルーツをこれでもかとシェアしてくれました。

 し烈な席取り合戦に見えて、実はちょっぴりご縁の場。ガヤガヤ、ほっこりなランチタイムなのでした。

 山口かおりさん(25) ブランドショップを運営する「ギャラリーレア」の社員として、2017年4月からシンガポールに赴任。現地ショップのマネジメントとセールスを担当している。

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