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【関西の議論】選書は大丈夫か…「ツタヤ図書館」誕生の和歌山、斬新なスタイルに期待の一方で不安も

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【関西の議論】
選書は大丈夫か…「ツタヤ図書館」誕生の和歌山、斬新なスタイルに期待の一方で不安も

和歌山市に新たに開館する“ツタヤ図書館”のイメージ(CCC提供) 和歌山市に新たに開館する“ツタヤ図書館”のイメージ(CCC提供)

全国で6館目

 ツタヤ図書館は、指定管理者制度のもとでCCCが公立図書館を管理・運営する形をとる。平成25年に初めて武雄市で開館し、神奈川県海老名市、宮城県多賀城市、岡山県高梁市と続いた。山口県周南市でも今月に開館。和歌山は6番目となり、中核都市では初の開館となる。

 また、宮崎県延岡市には、図書館ではないが、図書閲覧スペースを含むCCC指定管理の複合施設が4月にオープンする。

 ツタヤ図書館は利用者減少などが著しい公立図書館の再生に加え、地域の活性化の拠点として期待が寄せられている。しかし、従来の図書館とは異なるCCCの手法には各地で批判も噴出。特に選書に関する問題が目立ち、武雄市では、開館時に当時CCCが出資していた企業から中古本約1万冊を購入していたことが判明し、遠隔地のラーメンマップや古い試験問題集など住民ニーズの低い本が多く混じっていたことが問題視された。

 また海老名市ではタイ・バンコクの風俗店の案内記述もあるガイド本などが配架されていることが明らかに。このほか、従来と違う図書の分類方法への批判も出ている。

 そんな混乱が相次ぐ中、愛知県小牧市では平成27年、建設計画が住民投票で反対多数となり、白紙に戻された。和歌山市民図書館の民間運営に慎重な同市の70代の女性も「図書館としての機能が残せることを願っているが、どうなるのだろうか」と不安視する。

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