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道頓堀今井がエコ親子丼を計画 出汁殻エサに鶏に卵産ませる“里帰り作戦”

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道頓堀今井がエコ親子丼を計画 出汁殻エサに鶏に卵産ませる“里帰り作戦”

 風味豊かな出汁(だし)で知られる大阪・ミナミの老舗うどん店「道頓堀今井」(大阪市中央区)が、環境にやさしい“親子丼プロジェクト”を計画している。廃棄していた大量の出汁殻(だしがら)を鶏の飼料として再活用し、その鶏が産んだ卵で親子丼を作る構想だ。「ええもん使っているのに捨てるのはもったいない」。大阪人ならではの「始末の心」で、特別な一品を作ろうとしている。

 発案したのは店を運営する「今井」の広報室長、福田靖夫さん(58)。2年前に入社した際、風味の残る昆布(こんぶ)が捨てられるのを見て「もったいない」と思ったのがきっかけという。

 今井では、道頓堀の本店をはじめ各支店で毎朝、北海道道南産の天然真昆布やサバやウルメの削り節など、厳選した素材をふんだんに使って出汁を作る。通信販売用の商品などを調理する「セントラルキッチン」(大阪市港区)も同様で、繁忙期には1日で昆布約200キロ、削り節約150キロの出汁殻を廃棄してきた。

 「鶏の餌(えさ)にしたらおいしい卵ができるのでは」-。福田さんは、出汁殻を飼料として与えられた鶏の肉と卵で親子丼を作り、店で提供する“里帰り作戦”を思いつき、餌にこだわった養鶏で卵を生産している堺市南区の「ヨシダファーム」に協力を打診。賛同を得て、セントラルキッチンから出る削り節の出汁殻を飼料に使ってもらうことになった。ファームによると、ほどよく水分を含んだ出汁殻を混ぜた餌には、鶏の食いつきも良いという。

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