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京都市バスが40年ぶり乗車方式変更、外国人観光客増加で混雑が深刻化

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京都市バスが40年ぶり乗車方式変更、外国人観光客増加で混雑が深刻化

京都市バスの混雑緩和のための実証実験で、前扉から乗車する利用者=JR京都駅前 京都市バスの混雑緩和のための実証実験で、前扉から乗車する利用者=JR京都駅前

 外国人観光客の増加に伴い、京都市バスの車内混雑が深刻化している。市交通局も対策に本腰を入れ始めた。乗降をスムーズにするため、40年以上続いてきた乗車方式を改め、前扉から乗り運賃を先払いする方式の導入を決定。地下鉄への誘導策も打ち出す。外国人の個人旅行化が進んでおり、観光庁の担当者は「今後は他の地域でも交通機関への影響が出る可能性がある」としている。

 春秋の行楽シーズンを中心に、年間5500万人の観光客が訪れる京都。キャリーバッグなど大きな荷物を抱えたままバスに乗ったり、小銭の用意に手間取ったりする外国人観光客も目立つ。混雑は慢性化し、市民から「バスに乗れない」との苦情が寄せられるほか、乗降時間が長引き定時運行への影響も出ている。

 観光庁によると、日本を訪れた外国人旅行者は6年連続で増加。京都以外でも、大阪や福岡では貸し切りバスの駐停車による道路混雑が発生。クルーズ船が寄港する沖縄県の宮古島ではタクシー不足が問題化している。

 そんな中、京都市交通局は昨年10月から、これまでの「後ろ乗り前降り」を改め、京都駅と銀閣寺前を結ぶ路線で計5日間、「前乗り後ろ降り」を試す実験を行った。

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