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徳川家康、上洛時ここで寝ていた? 滋賀・永原御殿跡 初の本格調査

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徳川家康、上洛時ここで寝ていた? 滋賀・永原御殿跡 初の本格調査

永原御殿跡で確認された「古御殿」とみられる建物跡=野洲市永原 永原御殿跡で確認された「古御殿」とみられる建物跡=野洲市永原

 徳川家康ら江戸時代の将軍が3代にわたり上洛時に宿泊した滋賀県野洲市永原の永原御殿跡で、将軍の寝室や茶室などとして使われていたとみられる建物跡が見つかり、市教委が14日、発表した。

 市教委によると、永原御殿は家康が1601年までに築いたとされ、秀忠、家光の3代の将軍に利用された。家康が7回、秀忠が3回、家光が2回宿泊したとされ、1685年に解体された。

 面積約4万平方メートルのうち、このうち今回初めて調査を行ったのが「本丸」で面積は約2万5千平方メートル。これまでも永原御殿跡付近の発掘調査は行われてきたが、本丸での調査は初めて。昨年8月に着手し、私有地で竹林だったため詳細が分からなかったが、今回竹林の伐採などを行ったことで建物配置が一部明らかになった。

 今回の調査では、江戸時代の間取り図に基づいて発掘。見つかったのは、将軍の居室「古御殿」とみられる建物跡で西側の長さ約12メートル、北側で約7メートル以上。南側では矢穴跡が残る1辺約30センチの礎石も見つかった。

 また見取り図で「御亭」と記された部屋は東西4・5メートル、南北4・8メートルで、茶室か、外を眺める望楼とみられるという。

 調査にあたった東谷智甲南大教授(近世史)は「大坂の陣や3代家光への代替わりなど、政治的に重要な時期に利用された御殿の実態解明に役立つ」としている。

 調査は来年度まで行う予定。17日午後1時半から、現地で説明会を開く。問い合わせは同市役所((電)077・587・1121)。

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