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【平昌五輪】高木美は晴れやか銅メダル「1500メートル以上にすがすがしい」

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【平昌五輪】
高木美は晴れやか銅メダル「1500メートル以上にすがすがしい」

 平昌冬季五輪第6日の14日、スピードスケート女子1000メートルが行われ、世界記録保持者の小平奈緒(相沢病院)が1分13秒82で銀メダルを獲得した。1500メートル2位の高木美帆(日体大助手)は1分13秒98で銅メダル。ヨリン・テルモルス(オランダ)が1分13秒56の五輪新記録で初優勝した。

女子1000メートルで銅メダルに輝き、日の丸を持って声援に応える高木美帆。後ろは銀メダルの小平奈緒(納冨康撮影) 女子1000メートルで銅メダルに輝き、日の丸を持って声援に応える高木美帆。後ろは銀メダルの小平奈緒(納冨康撮影)

 今回の高木美の表情は、充実感にあふれていた。2日前の1500メートルの銀メダルに満足することなく、「やっぱり金メダルが取りたい」と意気込んで臨んだ1000メートル。結局、メダルの色は銅だったが「できることは出せた。1500メートル以上にすがすがしい気持ち」と納得の笑顔をみせた。

 負けん気をたぎらせていた。スタートから200メートルは、小平を0秒01上回る全体2番目で思いきって飛び込んだ。軽快な滑りで後半もラップを落とさないのが真骨頂。手応え十分にゴールまで駆け抜けた。テルモルスの記録には届かず、小平にも抜かれたものの、順位が確定すると、ナショナルチームの仲間と喜びを分かちあった。

スピードスケート女子1000メートルで、銀メダルを獲得した小平奈緒(左)と銅メダルの高木美帆=14日、韓国・江陵(共同) スピードスケート女子1000メートルで、銀メダルを獲得した小平奈緒(左)と銅メダルの高木美帆=14日、韓国・江陵(共同)

「前には奈緒さんがいる」

 「常に前には奈緒さんがいる」。追い続けてきたのは8歳上の日本のエースの背中だ。1000メートルは今季、国内外で5度対戦してきたが、小平が転倒した昨年10月の全日本距離別選手権以外は2位に甘んじた。同走の昨年12月のワールドカップ(W杯)第4戦では、目の前で世界新記録を見せつけられた。「同走の世界記録は悔しい」と感情をあらわにした。

 どうすれば小平に勝てるのかを突き詰めて考え続けた2カ月間。気付けば得意の1500メートルだけでなく、この種目でもメダルを争える位置まで来ていた。

 「テルモルスと小平選手が自分より強かった、というか速かった」と晴れやかな表情で振り返った高木美。だが、1大会2個のメダル獲得は日本のスピードスケート女子では初めての快挙だ。

スピードスケート女子1000メートルで2位となった小平奈緒。悔しさも残る銀メダルとなった(納冨康撮影) スピードスケート女子1000メートルで2位となった小平奈緒。悔しさも残る銀メダルとなった(納冨康撮影)

 どうしても欲しい金メダルに挑むチャンスは、まだ女子団体追い抜きに残されている。冬季五輪では1998年長野大会でスキージャンプの船木和喜が成し遂げた1大会3個のメダル。高木美が狙う3個目は、一番輝く色だけだ。(大宮健司)

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