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【エンタメよもやま話】中国人留学生、米国に35万人…さらに愛国的に、「自由を感じた」女学生スピーチ動画が炎上した背景

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【エンタメよもやま話】
中国人留学生、米国に35万人…さらに愛国的に、「自由を感じた」女学生スピーチ動画が炎上した背景

米国などの中国人留学生の実態などについて報じる香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)の電子版2月3日 米国などの中国人留学生の実態などについて報じる香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)の電子版2月3日

 「まもなく私は、永遠に感謝すべきもうひとつの新鮮な空気(の存在)を感じました。それは表現の自由という新鮮な空気です。民主主義と言論の自由は、当たり前に存在するものと考えるべきではありません。民主主義と自由は、戦って勝ち得る価値のある新鮮な空気なのです」

 ところが、彼女がスピーチをする約8分間のウェブ動画を見た母国・中国のネット民たちが「我が国を侮辱している」「中国はお前のような裏切り者を必要としない。米国で新鮮な空気を吸っていろ」などと大激怒。否定的なコメントは数十万件に達し、中国共産党中央委員会の機関紙、人民日報などが「中国に対する否定的なステレオタイプを強めるものだ」と彼女のスピーチを強く批判。

 結局、彼女は中国版のツイッター、ウェイボ(微博)で「祖国を貶(おとし)める意図はなかった。私は祖国と故郷を愛しており、その繁栄(はんえい)を誇りに思っている」と謝罪する羽目になったのです…。

 いかにもな騒動なのですが、実は、米国に留学して米国流の自由や民主主義の素晴らしさに開眼するヤンさんのような学生は実は少数派だというのです。どういうことか?。

 このお話も、このSCMPや昨年6月17日付の米紙USAトゥディカレッジ(電子版)などが報じているのですが、昨年2月、インドに亡命中のチベット仏教最高指導者で、チベットの中国からの独立を支持していると中国政府(←中国共産党)が敵視しているダライ・ラマ14世を、米カリフォルニア州サンディエゴ校(UCSD)が6月の卒業式に招待すると発表。

 これに対し、現地の中国人留学生が「(イスラム系の過激派テロリスト)ウサーマ・ビン・ラーディンを招待するようなものだ」などと激怒・反発し、これを阻止する行動に出たのです。

 同大学には約4600人の留学生がいますが、殆(ほとん)どは中国人。というわけで、中国から海外の大学に留学している大学生や学者で組織する団体「中国学生学者連合会(CSSA)」は「ダライ・ラマ14世は単なる宗教家ではなく、長きにわたって祖国分裂を進め、民族の団結を破壊してきた政治亡命者である」と明言。

卒業式なのに「中国への内政干渉だ!」…その裏に中国政府、そして謎の団体…

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