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【ビジネスの裏側】電気自動車が「発電所」に 電力会社で進む需給調整の実証実験

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【ビジネスの裏側】
電気自動車が「発電所」に 電力会社で進む需給調整の実証実験

充電を遠隔制御する実証実験に使われている関電事業所の電気自動車(関電提供) 充電を遠隔制御する実証実験に使われている関電事業所の電気自動車(関電提供)

 工場や家庭にある蓄電池や電気自動車(EV)をインターネットでつなぎ、一つの発電所に見立てて電力需給を調整する「バーチャルパワープラント」(VPP、仮想発電所)の実証実験が各地で行われている。技術が確立されれば発電コストが削減され、電気料金の値下げにつながる可能性がある。実験に取り組む電力会社などには、VPPが新たな社会インフラになることを見越し、将来のビジネスチャンスにつなげるねらいもありそうだ。(林佳代子)

 EVで需給調整

 関西電力は1月、日産自動車と住友電気工業と共同で、関電の事業所などが所有するEVやプラグインハイブリッド車(PHV)計60台の充電を遠隔制御する実証実験を始めた。

 経済産業省がVPPの技術確立をねらって平成28年度から始めた補助事業の一環で、実験用に開発された「EVスイッチ」と呼ばれる遠隔制御機器を活用。3社のサーバーを連携させてスイッチに信号を送り、電力需要が大きい時間帯の充電を強制的にストップさせるなどし、どの程度の電力量を調整できるのかを検証している。

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