産経WEST

【吉村剛史のアジア風雲録】「日本国籍を取得したい」AKBグループのアイドルに中国語サイトで中傷の嵐、一方で在日華僑華人らは同情

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【吉村剛史のアジア風雲録】
「日本国籍を取得したい」AKBグループのアイドルに中国語サイトで中傷の嵐、一方で在日華僑華人らは同情

昨年5月、岡山県庁に伊原木隆太知事(左)を表敬訪問したSTU48の張織慧さん(中央)と藤原あずささん。張さんはネットで「日本国籍を取得したい」と語ったところ、中国語サイトに中傷の書き込みが相次いだ 昨年5月、岡山県庁に伊原木隆太知事(左)を表敬訪問したSTU48の張織慧さん(中央)と藤原あずささん。張さんはネットで「日本国籍を取得したい」と語ったところ、中国語サイトに中傷の書き込みが相次いだ

戦前・戦後の日中関係構築した岡山の先人たち

 さらに日清貿易研究所や東亜同文書院などの創設に協力するなど、近代日中関係の礎を築いた明治の実業家でジャーナリスト、岸田吟香(ぎんこう)(1833~1905)が現在の岡山県美咲町の出身だ。

 さらに奇縁というべきか、戦後の日中関係改善に尽力した実業家、岡崎嘉平太(1897~1989)もまた、現在の岡山県吉備中央町出身だ。

 東京帝大卒の岡崎は戦前、日銀から華興商業銀行理事、大東亜省参事官、上海領事館参事官を歴任。終戦後は全日空社長などとして経済復興に取り組む一方、日中覚書貿易事務所代表として周恩来とも親交。LT貿易協定締結や国交正常化に道を開いた。

台湾旅行客に人気の岡山で「平和統一促進会」

 近年注目されるのは、岡山県への台湾人旅行客の多さだ。県内で宿泊した昨年度の外国人旅行者数の国・地域別では、台湾が約6万人とトップで前年度の約3万9千人から約1・5倍に急増。大手旅行検索サイトによると、台湾での訪日旅行先都市の検索上昇率はここ1、2年、岡山が首位だという。

 観光客によると、人気の理由は岡山後楽園や岡山城、倉敷美観地区といった「京都にはない和の風情」をはじめ、「北部の温泉、雪景色、瀬戸内の多島美や山海の珍味など、台湾で好まれる要素がすべてそろっているから」だという。

 しかし昨年10月の中国共産党第19回党大会で習近平政権の権力基盤が強化された直後の11月11日、その岡山で「全日本華僑華人中国平和統一促進会」(東京)の中国・四国地域組織にあたる団体が発足した。

 「関西華文時報」によると、東京から出席した同促進会の凌星光会長は「党大会以後、台湾平和統一のため、中国四国地域で民間による力強い組織が結成されることはこの上ない喜び」と語り、「中国・台湾平和統一に多大な貢献になる」と評価したという。

続きを読む

このニュースの写真

  • 「日本国籍を取得したい」AKBグループのアイドルに中国語サイトで中傷の嵐、一方で在日華僑華人らは同情
  • 「日本国籍を取得したい」AKBグループのアイドルに中国語サイトで中傷の嵐、一方で在日華僑華人らは同情

「産経WEST」のランキング