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救急車呼び“職質逃れ”横行 求めを無視し店に入って119番…大阪府内で昨年70件、薬物犯の新たな常套手段に

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救急車呼び“職質逃れ”横行 求めを無視し店に入って119番…大阪府内で昨年70件、薬物犯の新たな常套手段に

職務質問が摘発につながった大阪府内の事件数 職務質問が摘発につながった大阪府内の事件数

救急搬送先で待機、後に御用 若手警官の技磨く

 “職質逃れ”が広がる中、府警は若手警察官の技術向上に取り組んでいる。

 ベテランが若手にコツを教える研修を16年度から行ってきたが、26年には常設研修施設「ステップ・アップ・センター」を開設。指導官約20人が年間延べ2千人以上を実践形式で鍛えている。

 対策強化は効果をみせており、昨年8月に救急要請された冒頭のケースでは、警察官が救急搬送先まで向かい、診察中は院内で待機させてもらうことで対応。“急病人”として救急車に乗り込んだ男は、医師から「特に異常なし」と診断され、再び採尿を求めるとこれに応じ、陽性反応が出たため、覚せい剤取締法違反(使用)容疑で緊急逮捕にこぎ着けている。

 職務質問 警察官職務執行法2条が根拠。何らかの犯罪に関わっているとみられる者を、警察官が「停止させて質問することができる」と規定している。質問に伴う所持品検査や警察署などへの任意同行もできる。捜査ではなく行政活動に位置づけられ、任意でしか行うことはできない。停止させる際にどこまでの実力行使が許されるかは必要性などを基準に判断されるが、明確な線引きがあるわけではなく、薬物事件の公判で争点になることもある。

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