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救急車呼び“職質逃れ”横行 求めを無視し店に入って119番…大阪府内で昨年70件、薬物犯の新たな常套手段に

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救急車呼び“職質逃れ”横行 求めを無視し店に入って119番…大阪府内で昨年70件、薬物犯の新たな常套手段に

職務質問が摘発につながった大阪府内の事件数 職務質問が摘発につながった大阪府内の事件数

 過去には診察の間に隙をみて逃走するケースもあったといい、府警は救急搬送された場合、警察官が病院まで同行して令状取得を待つなどの対策を取っている。応援要請などを含めて難しい対応を迫られているが、府警幹部は「あらゆる手段で粘り強く対応していく。逃げ得は許さない」としている。

挙動不審男に所持品を見せて採尿に応じるよう求めると…

 捜査の端緒となる警察官の職務質問から逃れるために、救急車が悪用されている実態が浮かび上がってきた。警察当局は“職質逃れ”の新たな手口として、薬物事犯の間で広がっているとみている。悪質な救急要請が横行すれば、急病人やけが人の搬送にも支障が出る恐れがある。警察は対処法の確立を急ぐとともに、質問技術の向上を図るなど対策を進めている。

 昨年8月、大阪・ミナミの繁華街。パトロール中の警察官らが挙動不審な男を発見した。「覚醒剤を使っているのではないか」。そう疑い、所持品を見せて採尿に応じるよう求めた。

 しかし男は耳を貸さず、携帯電話を手に近くの店舗に入っていった。しばらくすると、店の前に救急車が到着。男は救急隊員に自分が呼んだと説明し、そのまま乗り込んでしまった。

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