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【井崎脩五郎のおもしろ競馬学】絵馬に貼られた「エンマ大王」馬券

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【井崎脩五郎のおもしろ競馬学】
絵馬に貼られた「エンマ大王」馬券

 絵馬に馬券が貼ってあった。

 2月7日(水)、初午(はつうま)の日のことである。近所の稲荷(いなり)神社に行ったら、境内の一角に絵馬が掛かっていて、その1枚に馬券が貼ってあったのだ。

 馬券は、1月27日(土)に京都競馬場で行われた3歳新馬戦の単勝馬券。「3番エンマダイオウ」と印字されていた。

 そして絵馬には「もうウソはつきません」の文字が。

 これはおそらく、この世でウソをつくと、あの世へ行ってから閻魔(えんま)大王に舌を抜かれるという説話があるから、それにひっかけた絵馬なのだろう。

 こんなことを思いつく人がいるんだなあと、絵馬をじっと見ていたら、通りかかった宮司さんが、「最近は、こういう絵馬を奉納する人が、ときどきおられますね」と教えてくださった。「絵馬を見た人が、ふっと笑ってしまうような駄ジャレが多いんですよ。ひとを笑わせようとしているわけですから、そのこと自体は悪いことではないんですが…」と苦笑なさっていた。

 絵馬に貼ってあるくらいだから、このエンマダイオウの単勝馬券はハズレ馬券なんだろうなあと思い、家に帰ってから調べてみた。

 すると、エンマダイオウはその新馬戦で16頭立ての2番人気に支持されていた馬だった。

 結果は8着。中団のままで伸びを欠き、前の馬が蹴り上げたダートをかぶる不利もあって、調教で見せる動きの良さがレースで出なかったという。

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