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飯塚事件、弁護団が特別抗告 再審認めぬ高裁決定に不服

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飯塚事件、弁護団が特別抗告 再審認めぬ高裁決定に不服

 福岡県飯塚市で平成4年、小学1年の女児2人が誘拐、殺害された飯塚事件の再審請求を巡り、弁護団は13日、殺人などの罪で死刑が執行された久間三千年元死刑囚=執行時(70)=の再審開始を認めなかった福岡高裁決定を不服として、最高裁に特別抗告した。

 6日の高裁決定は、元死刑囚が事件に関与したことを推認させる複数の状況証拠に基づき「犯人であることは合理的な疑いを超えた高度の立証がされている」とし、26年の福岡地裁決定に続き、裁判のやり直しを認めなかった。

 弁護団は、法医学者の鑑定書などを新証拠として提出し、女児の遺体に付着していた血液から元死刑囚と同じDNA型や血液型が検出されたとする鑑定結果などの信用性を争ったが、全面的に退けられた。弁護団の岩田務弁護士は「高裁決定は、鑑定や状況証拠の評価が判例に反している。最高裁できちんと判断してほしい」と話した。

 久間元死刑囚は、登校中の女児2人=いずれも当時(7)=を誘拐し首を絞めて殺害した後に山中に遺棄したとして、4年に逮捕・起訴された。

 無実を訴えたが、一審福岡地裁は11年に死刑判決を言い渡し、最高裁が18年に上告を棄却して確定。20年に執行され、翌年に妻が再審請求した。

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