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【平昌五輪】天才少女から勝負師へ…高木美帆、個人最高の銀メダルも「うれし涙より悔し涙の方が…」見せた負けん気

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【平昌五輪】
天才少女から勝負師へ…高木美帆、個人最高の銀メダルも「うれし涙より悔し涙の方が…」見せた負けん気

女子1500メートルで銀メダルに輝き、日の丸を掲げ歓声に応える高木美帆=江陵(共同) 女子1500メートルで銀メダルに輝き、日の丸を掲げ歓声に応える高木美帆=江陵(共同)

 平昌冬季五輪第4日の12日、スピードスケート女子1500メートルで今季ワールドカップ前半戦4戦全勝の高木美帆(日体大助手)が銀メダルを獲得した。前々回大会に15歳で五輪に出場した天才少女は頼もしい日本のエースに成長した。(大宮健司)

「最後まで走り抜ける」

 同走のスピードスケート女子1500メートル世界記録保持者、ヘザー・ベルフスマ(米国)を最終周で抜いた先、高木美帆には3組前を1位で滑り終えたイレイン・ブスト(オランダ)の姿が見えていた。「最後まで走り抜ける」。必死に追いかけたが0秒2及ばない。それでも銀メダルは日本のスピードスケート女子の個人最高成績だ。笑顔の後には感極まった涙が伝った。

 最年少の15歳で出場し、下位に沈んだバンクーバー大会から8年。2度目の五輪を迎えた23歳は“勝負師”になっていた。

 北海道幕別町出身。幼い頃から地元では評判の天才選手だったが、どこか淡々とした部分があった。人に勝ちたいとは思わず、関心は自分の道を究めること。父の愛徳(よしのり)さんは「学校のテストでも、人より良い点を取りたいというより、解けないのが悔しくて勉強していた」と振り返る。負けても狙った記録が出ればガッツポーズし、勝っても納得しなければ喜ばなかった。

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