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【平昌五輪】先輩への憧れと切磋琢磨 平野歩夢と平岡卓 男子スノボハーフパイプ

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【平昌五輪】
先輩への憧れと切磋琢磨 平野歩夢と平岡卓 男子スノボハーフパイプ

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 代表チームで若手を引っ張る平野にも“兄貴分”がいる。2010年バンクーバー五輪で公式スーツのズボンを下げる「腰パン」が物議を醸した国母和宏さん(29)だ。同五輪で8位入賞した日本スノーボード界の先駆者を平野は「かず君」と慕う。平野が現在、ほぼ炭酸飲料を口にしないのも国母さんが「パフォーマンスが落ちる」と助言したから。HPの歴史には師弟関係が連綿と続いている。

競い、認め合う

 一方、「ライバル意識」も切磋琢磨を生んだ。片山はソチ五輪をテレビで観戦し、「身近な存在だった平野、平岡選手が活躍して悔しい9割、うれしい1割だった。2人から盗めるものなら盗んで、死に物狂いで頑張ろうという4年間だった」と振り返る。治部コーチは「メダルが期待されたバンクーバーは国母らエース頼みだった。でも今のチームは『戸塚はすごい、卓のスタイルがかっこいい』と周囲がみなで認め合っている。互いをリスペクトする状況が強化につながっている」と話す。

 国の支援もメダルを後押しする。文部科学省の事業の一環で、冬季ではソチ五輪から日本食の提供や医師によるメディカルケアなどが受けられる「マルチサポートハウス」が設置された。HPチームも利用し、「リラックスして、力を出し切れたのが大きい」(治部コーチ)。平昌でも「ハイパフォーマンスサポート・センター」と呼ばれる同様の施設が大きな援軍となる。

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