産経WEST

【近ごろ巷に流行るもの】「クラフトビール」多様性に驚き…地域も大手も熱視線

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【近ごろ巷に流行るもの】
「クラフトビール」多様性に驚き…地域も大手も熱視線

クラフトビールの奥深さを実感できる3種類。左から大阪、山梨の合作「アビィ ベイビィ!」、北海道産「鬼伝説 鬼は外IPA」、愛知発「ゲートセブン ブラックエール」=大阪市北区の「クラフトビア酒場『アンブレラ リブ』」 クラフトビールの奥深さを実感できる3種類。左から大阪、山梨の合作「アビィ ベイビィ!」、北海道産「鬼伝説 鬼は外IPA」、愛知発「ゲートセブン ブラックエール」=大阪市北区の「クラフトビア酒場『アンブレラ リブ』」

 小規模醸造所で造られる個性豊かな「クラフトビール」に注目が集まっている。ワインを思わせる香り高いものからホップの効いたアルコール度数が高めの品まで、その多様さには驚くばかり。大手メーカーも販売に力を入れ始めるなど勢いは止まりそうにもない。飲み会の席では「とりあえず…」の常套句(じょうとうく)はビールだが、同じビールでも「クラフトビール」が取って代わる日が来るかも。

 大阪国税局によると、クラフトビールブームの起源は平成6年の酒税法改正にさかのぼる。ビール製造免許取得の際、年間2千キロリットルだった最低製造数量基準が60キロリットルに引き下げられ、事実上の解禁となった。「地ビールブーム」を経て、27年度では大手を除く約170事業者が国内に。非製造業者も含む数字だが、6年度が6社だったことを考えれば急速な成長といえる。

 一方、現在の酒類業界を取り巻く環境は厳しい。ワインなど果実酒は出荷量が伸びているが、酒類全体では減少傾向と「酒離れ」にある。そんな中、クラフトを入り口としてビールに興味を持ってもらおうと各地でさまざまな模索が続く。

 大阪・キタでクラフトを前面に押し出して28年7月にオープンした、「クラフトビア酒場『アンブレラ リブ』」。日本でビールといえば淡い黄金色のピルスナーが主流だったが、「ピルスナーしか知らなかった日本人が、いろいろな味を選べるようになった。クラフトは、その『多様性』に魅力があると思う」と、同店を経営する山下大輔さん(38)はクラフトの奥深さを力説する。

続きを読む

このニュースの写真

  • 「クラフトビール」多様性に驚き…地域も大手も熱視線
  • 「クラフトビール」多様性に驚き…地域も大手も熱視線

「産経WEST」のランキング