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【平昌五輪】「江陵の風」は敵か味方か…メダルラッシュ期待のスピードスケート

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【平昌五輪】
「江陵の風」は敵か味方か…メダルラッシュ期待のスピードスケート

練習に臨む高木美帆=8日午後、韓国・江陵オーバル(納冨康撮影) 練習に臨む高木美帆=8日午後、韓国・江陵オーバル(納冨康撮影)

 今大会のスピードスケートは、好記録が連発されるかもしれない。理由は、江陵オーバル内に吹く「風」だ。追い風でスピードが出やすい一方、スタミナ自慢の選手にとっては強みが小さくなる可能性もある。粘りや技術が武器の選手が多い日本勢にとって、この風は敵か、味方か-。

 バックスタンド上の国旗がなびくのを見た男子中距離のウイリアムソン師円(日本電産サンキョー)は「相変わらず風吹いてるなって感じですね」と苦笑いした。

 江陵オーバルの風は昨年2月の世界距離別選手権でも話題となった。日本のスタッフが測定したところ、風速は毎秒約1・0メートル。施設責任者によると、空気を循環させて氷質を維持するため天井の装置から風を送っているという。コースによる不公平を生むものではないが、レース展開への影響を懸念する声もある。

 ウイリアムソンは世界距離別で「後半に意外とラップタイムが落ちない」と感じたという。言い換えれば、スタミナに多少の不安がある選手も、終盤の失速を恐れず攻めの滑りができることになる。

 女子の佐藤綾乃(高崎健康福祉大)は「世界距離別に比べると、今回はあまり感じなかった」と意に介さないが、他会場にはない風があるのは間違いない。“江陵の風”は日本勢にどう吹くか。

 (大宮健司)

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