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【名作映画を見てみよう!】ダウンタウン浜田だけじゃない…差別か過剰な正義感か、デミ・ムーア「ゴースト/ニューヨークの幻」(1990年)

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【名作映画を見てみよう!】
ダウンタウン浜田だけじゃない…差別か過剰な正義感か、デミ・ムーア「ゴースト/ニューヨークの幻」(1990年)

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 昨2017年大晦日(おおみそか)に放送されたバラエティー番組で、お笑いコンビ、ダウンタウンの浜田雅功(まさとし)さんが、米ハリウッド映画「ビバリーヒルズ・コップ」のパロディーとして、米黒人俳優エディ・マーフィーさんがこの作品で演じた刑事の扮装(ふんそう)をまね、黒塗りメークで登場。

 これを人種差別だと欧米メディアが報じる騒ぎがありました。欧米ではその昔、白人が黒塗りメークで黒人のまねをする「ミンストレル・ショー」という差別的な見せ物があり、恐らく、これを想起させたのでしょう。

 欧米では、映画やドラマにおける黒人の扱い方がしばしば議論になります。実は日本でも大ヒットした恋愛映画「ゴースト/ニューヨークの幻」(ジェリー・ザッカー監督、1990年)もそんな作品だったのです。

 銀行員のサム(パトリック・スウェイジ)は恋人で陶芸家のモリー(デミ・ムーア)とニューヨークのマンハッタンで幸せに暮らしていました。

 ところが、ある日の夜、サムが暴漢に襲われ、殺されてしまいます。失意のどん底に突き落とされたモリー。しかしサムはゴーストとなってモリーを見守ります。モリーはゴーストであるサムの姿を見ることはできませんが、サムからは見えているのです。

 そんななか、彼女の身に危険が及びます。サムはモリーに危険を知らせるため、黒人霊媒師のオダ・メイ(ウーピー・ゴールドバーグ)の助けを借り、幾多の危機を防ぐのですが…。

 終盤、サムの元に天国から光が降り注ぎます。その光に照らされ、サムがついにモリーの前に姿を現し、2人がキスを交わす場面に全世界の女性が大号泣。

 その光に導かれ、サムは天国に召されていきますが、最愛の人は天国から自分を見守ってくれるというシンプルなメッセージに多くの人が共感。世界中で爆発ヒットし、霊媒師を熱演したゴールドバーグがアカデミー賞の助演女優賞に輝きました。

 ところが2000年に入り、この作品が黒人差別だとの声が上がったのです。

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