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あの「無声映画」再び 10日ミナミで上映会…弁士とピアノで、小津安二郎サイレント期代表作など

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あの「無声映画」再び 10日ミナミで上映会…弁士とピアノで、小津安二郎サイレント期代表作など

映画「大人の見る繪本 生れてはみたけれど」の一場面 映画「大人の見る繪本 生れてはみたけれど」の一場面

 かつて映画の街として繁栄したミナミの歴史を知ってもらおうと10日、弁士付きの無声映画上映会が大阪市中央区千日前のトリイホールで開催される。

 小津安二郎監督のサイレント期を代表する「大人の見る繪本(えほん) 生れてはみたけれど」(1932年)と、バスター・キートンが主演・監督を務めた「キートンのセブン・チャンス」(1925年)の2本を上映。活動写真弁士の大森くみこさんによる口演と鳥飼りょうさんのピアノ生伴奏で当時の劇場を再現する。

 日本最初の映画興行は明治30(1897)年2月、南海難波駅前にあった南(なん)地(ち)演舞場で行われた。千日前商店街の一角には大阪初の映画製作会社「三(さん)友(ゆう)倶楽部」があり、多くの映画館や劇場が立ち並んだが、レジャーの多様化やテレビの普及などで姿を消した。

 「映画文化の灯を守ろう」と上映会を企画した精華千日前キネマ映画祭実行委員会の菊地正紀委員長(77)は「ミナミは日本の映画興行発祥の地。ここでしか味わえない映画体験ができるのでは」と話している。

 開演は午後1時と同3時半。一般千円、学生500円、一般通し1800円。予約・問い合わせはトリイホール((電)06・6211・2506)。

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