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ウナギの寝床「狭かった」 川を遡上、1カ所に定着傾向 神戸大などのグループ

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ウナギの寝床「狭かった」 川を遡上、1カ所に定着傾向 神戸大などのグループ

 絶滅が心配されているニホンウナギ(東京大大気海洋研究所提供)  絶滅が心配されているニホンウナギ(東京大大気海洋研究所提供)

 絶滅が心配されるニホンウナギはグアム島近くの太平洋の産卵場所から2千キロ以上を回遊してきた後、成長のために川を遡上すると、一度定着した狭い範囲に長くとどまる傾向が強いことを神戸大や東京大の研究グループが突き止めた。親ウナギに超音波発信器を着ける新手法で調べ、淡水魚の生態に関する専門雑誌に7日までに発表した。

 保全に向けた対策を考える上での貴重なデータ。ニホンウナギは川で成長し、10年前後で産卵のため再び海へ下るが、一生の大半を過ごす川での行動パターンなどはほとんど分かっていなかった。

 グループは2012~13年に茨城・千葉県境の利根川で、腹部に超音波発信器を埋め込んだウナギを放流、河川に受信機を置いて追跡する手法で行動パターンや範囲などを調べた。捕まえたウナギを離れた場所に運んで放流する実験も行った。

 詳しい解析が可能だった18匹は、平均で長さ744メートル、最も小さいものは同112メートルの範囲を行動圏にしており、狭い場所に定着していることが分かった。

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