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【関西の議論】「池の水ぜんぶ抜く」人気特番ロケが中止になったワケ…舞台は“卑弥呼の墓”で反響大きく

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【関西の議論】
「池の水ぜんぶ抜く」人気特番ロケが中止になったワケ…舞台は“卑弥呼の墓”で反響大きく

水が抜かれた状態の箸中大池。奥に「卑弥呼の墓」とされる箸墓古墳が見える=奈良県桜井市 水が抜かれた状態の箸中大池。奥に「卑弥呼の墓」とされる箸墓古墳が見える=奈良県桜井市

“合法的盗掘”になる

 正月特番として放映予定だった1月2日の第6弾は「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜きましておめでとう2018」と銘打ち、箸中大池の水抜きが企画の目玉に。著名な箸墓古墳に隣接する池で、11月の前回の番組中に「出るのはお宝か、それとも未知なる生物か」と告知したこともあり、大きな反響を呼んだ。

 地元の関係者によると、テレビ東京は昨秋、このロケの企画を進めるため桜井市と交渉した。しかし、市側は当初からお宝目当てのロケに難色を示したという。

 陵墓に指定されている箸墓古墳は宮内庁が管轄し、墳丘への立ち入りが禁じられている。

 池の中心部や古墳から離れたエリアなら調査しても支障はない。だが、発掘を目的にロケが行われたとすれば、文化財保護法に抵触するかどうかは「かなりグレーゾーン。言い方は悪いが、『合法的盗掘』になる」と市の関係者は言う。

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反響大きく、ロケ中止

 市は市教委とも協議を重ね、「文化財を目的とする発掘には協力できない」との結論に至り、テレビ局側に伝えた。市の関係者は「タレントが文化財をほじくり返すという行為は、教育的観点からも問題がある。住民が清掃のために浚渫(しゅんせつ)する(土砂を取り除く)のと、テレビ局が発掘を目的に浚渫するのとでは意味が違う」と話す。

 こうしたことを受けテレビ東京は12月初めにロケの中止を発表。同社広報部は「反響が予想以上に大きく、『発掘が目的との印象を与えかねないのでは』などの意見が取材先から出た。地域の皆様にご迷惑をおかけしてしまう可能性も踏まえ、この部分の取材を見送る結論に至った」と説明した。

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