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【衝撃事件の核心】いじめではなく「ゲーム、遊びだった」…大津いじめ自殺、元同級生らが法廷で語ったこと

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【衝撃事件の核心】
いじめではなく「ゲーム、遊びだった」…大津いじめ自殺、元同級生らが法廷で語ったこと

大津地裁の前で取材に応じる遺族の代理人弁護士=平成29年12月14日 大津地裁の前で取材に応じる遺族の代理人弁護士=平成29年12月14日

 一方、遺族は24年2月24日、元同級生3人とその保護者、市を相手取り、約7720万円を求めて大津地裁に提訴(後に市とは和解)。訴訟では昨年9~12月に計4回に分け、遺族や被告の元同級生3人とその保護者、当時担任だった男性など計12人への尋問が行われた。

「遊びだった」

 口頭弁論はそれまで20回以上にわたり開かれてきたが、元同級生が出廷する初の尋問には傍聴券を求めて多くの市民が訪れ、関心の高さがうかがえた。

 尋問は傍聴席から見えないよう、衝立をたてて行われた。訴訟の争点は、いじめと自殺の因果関係。これまで元同級生3人はいじめの認識を否定し「遊びだった」などと主張してきたが、今回の尋問でも3人は終始、「いじめだった」との認識を示すことはなかった。

 一方で、男子生徒と元同級生らの当時の様子が直接語られ、状況が少しずつ明らかになった。

 男子生徒と同じクラスだった2人は、趣味のゲームを通じて意気投合したといい、休み時間や放課後を一緒に過ごすようになった。夏休みには大阪市のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)に出かけたり、元同級生の親に連れられ、琵琶湖にも遊びに出かけたという。

 元同級生の両親は男子生徒と息子が遊んでいた様子について「仲むつまじいとしか言いようがない」「和気藹々(あいあい)としていた」と証言。別の元同級生の母親は男子生徒について「とても明るくて元気な子」と話し、ゲームをして遊ぶ様子を語った。

「リアクションを楽しむエンターテインメント」

 楽しく遊んでいたはずの男子生徒と3人の関係はいつから変化していったのか。市の第三者調査委員会は、徐々に同じクラスの2人を中心に男子生徒への行為がエスカレートしていったと指摘している。

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