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【動画】最古級の日本刀「古伯耆」、奈良・春日大社で一般公開始まる 平安時代後期、国宝「童子切」の安綱作の可能性も

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最古級の日本刀「古伯耆」、奈良・春日大社で一般公開始まる 平安時代後期、国宝「童子切」の安綱作の可能性も

最古級の日本刀「古伯耆物」であることが判明した太刀=奈良市の春日大社 最古級の日本刀「古伯耆物」であることが判明した太刀=奈良市の春日大社

 昭和14年に春日大社(奈良市)の宝庫で見つかってから約80年の時を経て、平安時代後期に製作された「古伯耆(こほうき)物」と呼ばれる国内最古級の日本刀であることが明らかになった太刀の一般公開が30日、大社国宝殿で始まった。春日大社の創建1250年記念展「伝説の名刀たち」(後期)で、3月26日まで公開される。

 太刀の刀身は刃長82・4センチ、反り3センチ、幅3・3~2センチ。錆(さび)に覆われており、人間国宝の刀剣研師、本阿弥光洲(こうしゅう)氏によってこのほど研磨された。東京国立博物館の主任研究員が調べたところ、伯耆国(現在の鳥取県中西部)の刀工が製作した「古伯耆物」と判明。無銘だが、国宝の「童子切(どうじぎり)」(東京国立博物館蔵)で知られる安綱作の可能性がある。南北朝~室町時代初期に武家から奉納され、製作当初の姿が保たれた貴重な日本刀という。

 会場を訪れた橿原市の女子大学生(21)は「童子切安綱が好きなので、それにまつわるものということで見に来た。とてもきれいでした」と満足そう。刀剣愛好家らは長寸の刀身の息をのむ美しさに見入っていた。

 後期では、ともに国宝の「黒漆平文飾剣(くろうるしひょうもんかざりたち=柄白鮫=つかしらさめ)」と「黒漆平文飾剣(柄銀打鮫)」も展示される。大社の渡辺亜祐香学芸員は「古伯耆物」について「長く日の目を見なかったが、磨かれて素晴らしいものと分かったので、多くの人に力強い雰囲気を感じてほしい。神社だからこそ、守られてきたことも伝われば」と話している。

 入館料は一般500円、高校・大学生300円、小・中学生200円。問い合わせは春日大社(電)0742・22・7788。

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