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【衝撃事件の核心】覚醒剤密輸組織「捨て駒役」の悲哀、「だまされた」法廷で悔やんだ中国18歳少年の浅はかさ

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【衝撃事件の核心】
覚醒剤密輸組織「捨て駒役」の悲哀、「だまされた」法廷で悔やんだ中国18歳少年の浅はかさ

 「覚醒剤を持ち込んだことで日本社会に悪影響が出ると考えなかったのか」。被告人質問で裁判員から問われた少年は「考えていなかった。これまでは何事も深く考えてこなかった」と短く答えるのみだった。

 1月23日の判決公判。長瀬敬昭裁判長は「安易に密輸に関与した動機や経過に酌むべき点はない」と指弾。少年に懲役5年以上8年以下、罰金200万円(求刑懲役8年以上12年以下、罰金200万円)の不定期刑を言い渡した。家庭裁判所に移して保護処分にすべきだとの弁護側の主張を退けた。

多くの犠牲の1人に

 《一將功成萬骨枯》

 少年はあいりん地区で滞在していた当時、香港にいる交際相手にこのメッセージを送っていた。中国・唐の時代の詩に出てくる言葉で「1人の功績が成就するためには、多くの人が犠牲になる」という意味だ。

 少年の身を案じて香港に戻ってくるよう説得する交際相手に対し、少年はこの言葉とともに「私は成功する方になりたい」「お金が必要」とメッセージを送り、一獲千金の任務を続けていた。

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