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【衝撃事件の核心】覚醒剤密輸組織「捨て駒役」の悲哀、「だまされた」法廷で悔やんだ中国18歳少年の浅はかさ

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【衝撃事件の核心】
覚醒剤密輸組織「捨て駒役」の悲哀、「だまされた」法廷で悔やんだ中国18歳少年の浅はかさ

 同じような仕事を引き受けて150万円以上の報酬を得たという知人もおり、「報酬はそれに比べたら安いので(荷物の中身の)違法性も低いのではないか」と楽観視した。

 同年3月7日。少年はキョンから香港と関西国際空港(関空)との往復の航空券、生活費として現金約13万円を手渡された。そして同日正午ごろ、関空に到着した。

あいりん地区を拠点に

 日本に知人はおらず、日本語はもちろん、英語も話せない少年。日本ではスマートフォンでキョンと連絡を取り、全てキョンからの指示で行動した。

 関空から電車で大阪市西成区の「あいりん地区」にある1泊約2500円のホテルに移動。そこを拠点に同市内の2カ所の大型量販店に出かけ、食料保存に使われるようなファスナー付きの袋と、電子はかりを購入した。どこで何を買うのか、店への行き方もキョンの言うとおりにした。

 そして、約2カ月後の同年5月15日。少年が泊まっているホテルに香港から段ボール4箱が届いた。

 スマホのアプリでキョンに“動画中継”しながら段ボールを開けると、83本の物干しざおが入っていた。解体すると中に入っていたのは覚醒剤だった。

 少年は事前に購入していたファスナー付きの袋に覚醒剤を移し、キョンの指示通り別の場所に運び込むため、部屋を出た。

 しかし、ホテルの1階ロビーにいたのは大阪府警の捜査員。少年は覚せい剤取締法違反容疑で現行犯逮捕された。

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