産経WEST

大阪に立ちはだかるエカテリンブルクとバクー 旧ソ連2国、強権発揮で万博誘致

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


大阪に立ちはだかるエカテリンブルクとバクー 旧ソ連2国、強権発揮で万博誘致

 フランス政府が2025年国際博覧会(万博)の誘致断念を正式決定し、大阪はロシア中部エカテリンブルク、アゼルバイジャンの首都バクーの2都市と誘致レースを展開することになった。旧ソ連の両国は万博開催の実績はないが、近年は相次ぎ大型国際行事の誘致に成功。中央集権的な政治体制で世論をまとめやすいのも特徴で、大阪の誘致活動にとって脅威になりそうだ。   (黒川信雄)

 「ロシア南部ソチでの見事な冬季五輪開催、サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会への卓越した準備は(万博開催地を決める)投票の重要な要素になる」

 フランスの撤退が報じられた翌日の22日、エカテリンブルクの万博誘致委員会は、イランを訪問した同委トップらが同国政府高官からこう評価されたエピソードを紹介。誘致活動の進(しん)捗(ちょく)ぶりをアピールした。同市の万博誘致委は1月中旬から3月末まで中東など150カ国を訪問する計画だ。フランス撤退報道を受け誘致委トップは21日、「当然ロシアが勝つチャンスは増大した」と言い切った。

 エカテリンブルクはロシア中部の工業都市で、大型の国際産業展示会も毎年開催されている。故エリツィン初代ロシア大統領の出身地に近く、プーチン大統領も頻繁に訪れ、その発展を重視している。万博をめぐりラブロフ外相は昨年末、プーチン氏が外交交渉の場で「常に言及している」と明かし、政権として誘致を目指す姿勢を強調した。

続きを読む

「産経WEST」のランキング