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【名作映画を見てみよう!】オレオレ詐欺、不動産会社さえ狙う「地面師」…だまし、だまされ、緻密さ軽妙さ「スティング」(1973年)

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【名作映画を見てみよう!】
オレオレ詐欺、不動産会社さえ狙う「地面師」…だまし、だまされ、緻密さ軽妙さ「スティング」(1973年)

『スティング』 ブルーレイ 発売中 1886円+税 発売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント 『スティング』 ブルーレイ 発売中 1886円+税 発売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント

 結婚詐欺にオレオレ詐欺、そして最近は、見てもいないサイトからの架空請求詐欺をはじめとするインターネット絡みの詐欺が手を替え品を替え、われわれを狙っています。

 とりわけ最近、世間に衝撃を与えたのが、他人の不動産の所有者になりすまし、それを勝手に第三者に売り飛ばして大金をだまし取る「地面師」と呼ばれる連中の暗躍です。大手住宅メーカーやホテルチェーンが巻き込まれ、大金をだまし取られています。

 背筋が寒くなるようなニュースですが、ただし、映画の世界となるとまた話は違ってきます。スカした詐欺師や強盗団の暗躍に、だましだまされるジェットコースター型の物語は映画やテレビドラマでは定番中の定番です。

 その元祖といえるのが米の犯罪コメディーの大傑作「スティング」(ジョージ・ロイ・ヒル監督、1973年)です。

 恐慌まっただ中の1936年の米イリノイ州。詐欺師のコンビ、フッカー(ロバート・レッドフォード)と師匠のルーサー(ロバート・アール・ジョーンズ)は、大物ギャングのボス、ロネガン(ロバート・ショウ)の大金を横取りしたことがバレ、ルーサーは殺害されてしまいます。

 命からがら逃げたフッカーは、稀代(きだい)の詐欺師、ゴンドーフ(ポール・ニューマン)の元に身を寄せます。

 ゴンドーフは株取引詐欺に失敗、捜査当局から追われ、シカゴで身を隠していましたが、友人を殺したロネガンを恨んでいました。そこで2人はロネガンをだまし、大金をせしめようと綿密な計画を立てますが…。

 フッカーがゴンドーフらと組み、ロネガンをイカサマのポーカーゲームでまんまとハメた後、さらなる巧妙なわなでジワジワ追い詰めていくのですが、終盤、米連邦捜査局(FBI)のニセ捜査官まで登場する“大どんでん返し”に全世界の映画ファンが驚愕(きょうがく)したのでした。

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