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宇治川太閤堤跡の護岸施設・石出し、13メートルも川に突き出す 発掘調査で確認

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宇治川太閤堤跡の護岸施設・石出し、13メートルも川に突き出す 発掘調査で確認

史跡宇治川太閤堤跡で新たに確認された石出し=京都府宇治市 史跡宇治川太閤堤跡で新たに確認された石出し=京都府宇治市

 京都府宇治市の史跡・宇治川太閤堤跡で、安土桃山時代に豊臣秀吉が造成した護岸施設の石出しが確認され、市が23日発表した。当時の宇治川下流にあたる北側ではこれまで石出し3基(長さ7・5~9メートル)が見つかっているが、今回の石出しを復元すると、長さ13メートルとなり、最も川に突き出た形だったことが判明した。

 宇治川太閤堤跡は平成19年度の宇治川右岸の発掘調査で確認された。これまで全長400メートル以上にわたり、川の流れをコントロールする石出し4基と杭(くい)出し3基の治水施設跡が出土し、21年に国史跡に指定された。

 今回の調査は、21年度に先端部分が見つかった石出しの全体像を確認する目的で実施。当時の陸地から石出しが川に向かって延び、その周りに、捨て石と呼ばれる石で土台が作られていたことが分かった。

 石出しは高さ3メートル、幅8メートル、長さ13メートルと推定。北側の石出し2基は高さが2・2~2・5メートルで、市の担当者は「今回の石出しは高台に位置しているため、地面の高さに合わせて造られたのでは」とみている。

 現地説明会は27日午後1時から。現場は京阪宇治駅から徒歩約3分。問い合わせは宇治市歴史まちづくり推進課((電)0774・21・1602)。

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