産経WEST

【関西の議論】「万引繰り返す」「暴力振るう」悩める親に少年鑑別所の地域援助、相談3倍以上に

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【関西の議論】
「万引繰り返す」「暴力振るう」悩める親に少年鑑別所の地域援助、相談3倍以上に

 一般社団法人「よりそいネットおおさか」(大阪市)の山田真紀子所長は「どの程度再犯の恐れがあるのか、それを防ぐにはどう対応をすればいいのか。福祉とは違った角度から助言をもらえる」と地域援助の効果を感じている。

 同法人は、障害者や高齢者で身寄りがないなど自立が困難な出所者を福祉施設に橋渡ししている。少年時代から犯罪を繰り返していた男性について、すぐに腹を立てる傾向があったが、鑑別所が実施したプログラムで改善意欲が見られた。山田所長は「鑑別所は福祉の力強い後方支援」と話す。

 全国的にも同様で、法務省によると、福祉関係のほか学校からの相談もある。中学校の教員から「生徒が別の生徒に暴力を振るう」と相談があったケースでは、生徒に自らの行動を書き出させて客観視させることで反省につなげたほか、カッとなったときに一呼吸置くという対策を一緒に考え、暴力を抑えることができるようになったという。

 籔内調整官は「相談内容は多様で初めて扱うようなケースも少なくないが、時代によって変化していくニーズに応えていきたい」としている。

     ◇

 地域援助による相談を利用したい場合は、全国共通相談ダイヤル((電)0570・085・085)に電話を掛ければ、最寄りの法務少年支援センターにつながる。

このニュースの写真

  • 「万引繰り返す」「暴力振るう」悩める親に少年鑑別所の地域援助、相談3倍以上に

「産経WEST」のランキング