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【世界遺産】百舌鳥・古市古墳群推薦を正式決定 ユネスコ世界文化遺産 来夏登録へ挑戦 地元提案から10年

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【世界遺産】
百舌鳥・古市古墳群推薦を正式決定 ユネスコ世界文化遺産 来夏登録へ挑戦 地元提案から10年

 政府は19日の閣議で、日本最大の前方後円墳・仁徳天皇陵古墳(大山(だいせん)古墳、堺市)を含む大阪府の「百舌鳥( もず )・古市(ふるいち)古墳群」を世界文化遺産に推薦することを正式に決めた。2月1日までに国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦書を提出、来年夏のユネスコ世界遺産委員会での登録を目指す。

 古墳群は昨年7月に国の文化審議会が推薦対象に選んだ。今回の閣議了解には国を挙げて登録し、保全にも万全を期す姿勢を示す意義がある。地元自治体が平成19年9月に文化庁へ登録を提案して以来、約10年の取り組みが大きな節目を迎えた。

 政府推薦を受け、ユネスコの諮問機関・国際記念物遺跡会議(イコモス)が今年9月ごろ現地を調査し、来年5月ごろに登録の可否を勧告。勧告を踏まえ、世界遺産委が最終的に審査する。

 古墳群は大阪府南部の百舌鳥地域(堺市)と古市地域(羽曳野(はびきの)市、藤井寺市)にあり、当時の建築技術や文化を示す貴重な物証となっている。

 現存する89基のうち、形がよく残っている4世紀後半から5世紀後半の49基を推薦する。

 中でも墳丘の長さが486メートルある前方後円墳・仁徳天皇陵古墳は、クフ王のピラミッド(エジプト)や秦の始皇帝陵(中国)と並ぶ巨大墳墓とされる。

 世界遺産の審査は毎年実施される。

 今年は中東のバーレーンで6月24日から7月4日に開かれる世界遺産委で、文化遺産候補の「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(長崎、熊本)と、自然遺産候補の「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」(鹿児島、沖縄)が審査される予定となっている。

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