産経WEST

貧困20歳以下に教育クーポン 尼崎市、年200人に最大29万円分

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


貧困20歳以下に教育クーポン 尼崎市、年200人に最大29万円分

 貧困家庭の子供らを幅広く支援しようと、兵庫県尼崎市は18日、市内在住の20歳以下の約200人に対し、塾や習い事などに使えるクーポンを無償配布する事業を4月から始めると発表した。年齢に応じ、年間約14万~29万円分が利用できる。高卒以上や未就学児を含めたクーポン配布は全国でも珍しいという。

 貧困世帯の子供らの支援に取り組む同市の団体「コレクティブ・フォー・チルドレン」が実施主体。保護者や本人が生活保護を受給するなど所得条件がある。塾や習い事のほか、保育サービスなど100カ所以上の事業所で利用可能。まず実験的に来年度末まで実施し、活動資金の計3億円は日本財団が拠出する。

 市によると、生活保護を受けたり経済的に厳しい家庭の小中学生は、市内全体のほぼ4分の1に当たる約7600人。市は各窓口で事業について情報提供するほか、市のケースワーカーが生活保護受給世帯に案内していく。

 稲村和美市長は記者会見で「子供たちにチャンスが広がることが大切。貧困の連鎖を断ち切りたい」と話した。

「産経WEST」のランキング