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【関西の議論】「結婚夢見た」男性は「独身外科医」ではなかった…訴訟合戦の行方は

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【関西の議論】
「結婚夢見た」男性は「独身外科医」ではなかった…訴訟合戦の行方は

 これに男性は真っ向から反論。「結婚しようと述べたことは一度もないし、女性が結婚を求めたこともない。交際は結婚を前提とするものではなかった」と主張した。

 さらに男性は、女性が男性や家族を誹謗中傷するような投稿をインターネットの掲示板にしたとして、500万円の損害賠償を求める訴えも起こした。

賠償責任は約1年分

 迎えた判決で、大阪地裁は男性に110万円の支払いを命じた。

 判決では、男性について、実際は妻子がいる歯科医なのに、独身の外科医と嘘をついていたと指摘。「男性の言動がすべて偽りだったと突きつけられた女性の精神的苦痛は重大」と責任の大きさを認め、その上で、責任の範囲や度合いなどを検討した。その結果、男性が女性に求婚するようになったのは、外国人男性の存在を聞かされた26年7月ころと指摘。賠償責任が生じる期間は「結婚が具体化し、男性の求婚によって交際が継続した期間」として、実質1年足らずと判断した。

 それまでの交際期間については、「女性も男性の煮え切らない態度から、結婚は叶わないと別離も考えていた」と指摘。「男性は独身と偽ってはいたが、交際当初から女性と結婚を前提としていたとまでは認められない」と述べた。

 一方、女性のネットへの書き込みは「(男性の)社会的評価を低下させるものと言わざるを得ない」と認定。女性に対して30万円の慰謝料の支払いを命じた。

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