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【阪神大震災23年】「思い出の中で残って」閉館した浜風の家、最後のイベント

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【阪神大震災23年】
「思い出の中で残って」閉館した浜風の家、最後のイベント

 子どもたちが描いた「希望の木」には「ありがとう」の言葉が記されていた =14日午後、兵庫県芦屋市の浜風の家(渡辺恭晃撮影)  子どもたちが描いた「希望の木」には「ありがとう」の言葉が記されていた =14日午後、兵庫県芦屋市の浜風の家(渡辺恭晃撮影)

 阪神大震災の遺児らの心のケアを目的に作家の故藤本義一さんらの呼びかけで開設され、昨年12月に閉館した「浜風の家」(兵庫県芦屋市)で14日、最後のイベントが行われた。かつて施設を利用した遺児や関係者ら100人以上が参加。藤本さんの妻で運営法人の理事長、統紀子(ときこ)さん(82)は「ここで遊んだ子供たちの思い出の中でずっと残ってほしい」と涙ぐみながら話した。

 浜風の家は平成11年1月にオープンし、遺児らの交流拠点となった。兵庫県による土地の無償提供の期限が今年3月に迫り、昨年12月23日に閉館していた。

 この日は、震災以降の施設の歴史を映像で振り返った後、施設のシンボルだったクスノキ「希望の木」を約120人の子供らが描いた絵を披露。藤本さんの次女でアーティストの芽子(まいこ)さん(54)は「予想以上に多くの子供たちが絵を描いてくれた」と喜んだ。

 希望の木は当初、閉館後に伐採される予定だったが、移植も検討されているという。

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