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世界遺産の姫路城で鷹匠文化フォーラム

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世界遺産の姫路城で鷹匠文化フォーラム

実際のタカを使って放鷹術について解説する室伏三喜男会長=姫路市山野井町 実際のタカを使って放鷹術について解説する室伏三喜男会長=姫路市山野井町

 歴代城主が鷹狩りをたしなんだとの記録が残る世界遺産・姫路城(姫路市本町)の周辺で13日、「鷹匠文化フォーラム」が開催された。姫路文学館(同市山野井町)では講演会が行われ、鷹匠で放鷹術諏訪流古技保存司会の室伏三喜男会長が「鷹狩りという形のない文化を後世に伝えていきたい」と話した。

 室伏会長は野生の若いタカを懐け、狩りに使うまでの過程を解説。「最初は真夜中や夜明け前に訓練し、徐々に明るい場所に慣れさせるようにしている」などとタカ育成の一端を紹介した。

 また、立命館大文学部の中本大教授が「我が国の放鷹文化の実相」と題して講演。4世紀の仁徳天皇の時代に朝鮮半島からタカが伝えられたとの記述が残る「日本書紀」を始め、「源氏物語」や「伊勢物語」などにタカがどのように描かれているかを説明し、「王朝文化の象徴として鷹狩りが理解されていたことが、江戸時代の徳川家康による鷹狩り重視の理由のひとつになった」と述べた。

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