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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】闘将・星野流「若虎“虎穴”倉敷」獅子の子を超える計画とは

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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】
闘将・星野流「若虎“虎穴”倉敷」獅子の子を超える計画とは

胴上げされる阪神・星野仙一監督、18年ぶりの優勝に、選手らの喜びが爆発した(2003年9月15日) 胴上げされる阪神・星野仙一監督、18年ぶりの優勝に、選手らの喜びが爆発した(2003年9月15日)

 幻の若虎、倉敷移転計画-。1月4日に70歳で逝去した闘将・星野仙一さんが生前、進めようとした猛虎改革のひとつに2軍の本拠地移転計画があります。阪神は1994年から西宮市鳴尾浜の「タイガーデン」を2軍練習場として使用中ですが、施設の老朽化や室内練習場が手狭なことから他の場所への移転を検討中です。星野さんは阪神球団に在籍中、生まれ故郷の倉敷マスカットスタジアムへのウエスタン・リーグ複数試合の開催を提案していたのです。若虎の主戦場を地方に移す狙いは何か-。遺志は今後の2軍運営の参考になるかもしれません。

■2軍改革は闘将の遺志&坂井オーナーの意思タッグなら最強

 突然の訃報から1週間が過ぎ去ろうとしています。1月4日に70歳で闘将・星野仙一さん(楽天球団副会長)が膵臓がんのために逝去しました。燃える男、闘将と呼ばれ、男の中の男を見せつけてきた仙さんがこの世から去るなんて、今もって信じられません。

 死去から約1カ月前、12月1日には大阪・中之島のリーガロイヤルホテルで殿堂入りを祝うパーティーを開催しました( http://www.sankei.com/west/photos/180114/wst1801140008-p2.html )。宴の始まる1時間半前から控室に伺い、雑談していました。少し気になったのはしきりに腰を押さえ「痛いんや。もうしばらくゴルフもしていない。ボールが飛ばんのや。ドライバーで180ヤードも飛ばへん」と顔をしかめていたことでした。

 楽天監督時代の2014年、腰椎椎間板ヘルニアと胸椎黄色靱帯骨化症で休養したことがあります。「あの病気がぶり返したのですか?」と心配して聞くと、「いや違うんや。あれではない」とだけ返してきました。

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 ただ、おめでたいパーティーの直前でした。それ以上は聞くこともできず、まあ仙さんのことだから腰痛も克服するだろう…と楽観的に見ていたのです。それが全く違っていました。腰痛は推測するに病んだ膵臓からの症状だったのでしょう。今も脳裏には腰を押さえて顔をしかめる仙さんの横顔が浮かびます。悲しいですね。むなしいです。

 01年オフの阪神監督就任( http://www.sankei.com/west/photos/180114/wst1801140008-p1.html )から03年の日本シリーズ終了後の監督辞任まで、凄く近い所で戦う闘将を見てきました。ダメ虎と呼ばれ、長く暗黒時代から抜け出せなかったチームをわずか1年と少しで劇的に変えました。大量の選手を整理し、広島から金本知憲をFAで獲得。米大リーグからは伊良部を、トレードでは日本ハムから下柳を獲りました。選手の大幅な入れ替えと同時に戦う執念、勝利への飽くなき闘争心をチームに浸透させました。その結果が03年のリーグ優勝であり、05年の岡田阪神でのリーグ優勝への“貯蓄”にもなったはずですね。

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