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【世界ミニナビ】中国・超高層ビル転落死の波紋…「自撮り」の悲劇は世界各地で

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中国・超高層ビル転落死の波紋…「自撮り」の悲劇は世界各地で

ミス・ユニバースのイスラエル代表と一緒に自撮り写真に収まるイラク代表のサラ・イーダンさん(右)。SNSに投稿したところイスラエルを敵視するアラブ社会から批判が殺到し、殺害の脅迫に身の危険を感じた家族がイラクからの出国を余儀なくされた(ロイター) ミス・ユニバースのイスラエル代表と一緒に自撮り写真に収まるイラク代表のサラ・イーダンさん(右)。SNSに投稿したところイスラエルを敵視するアラブ社会から批判が殺到し、殺害の脅迫に身の危険を感じた家族がイラクからの出国を余儀なくされた(ロイター)

過激をあおる報償

 呉さんの転落死をきっかけに中国では、映像プラットホームを提供する企業や、視聴者の側にも厳しい目が向けられつつある。

 英BBCは、呉さんが500本以上投稿していたサイトが、昨年6月まで呉さんの動画を一押しコンテンツとして推奨していたと中国メディアの報道を引用。呉さんはこれらの動画で、55万元(約935万円)以上を稼いでいたという。

 BBCは、中国の多くの動画投稿サイトでは、現金交換可能なバーチャルギフトをフォロワーらが投稿者に与えることができるようになっているとし、この報償も過激さをあおる一因だと指摘しつつ、中国国内の様々な意見を紹介した。

 人気のディスカッションサイトには「呉氏の動画に『いいね』をクリックした人はみな、死へのクラウドファンドに参加していたも同然だ」「見たり褒めたりすることはビルから飛び降りよと促しているようなもの」などの意見があった。

 チャイナ・デーリーは、複数のSNSサイトで、危険なスタントを含む動画の視聴や投稿を制限したり禁じる動きがあると報じた。

「平和と愛」に殺害脅迫

 自撮りはしばしば政治的な問題も引き起こす。イラクではミス・ユニバースのイラク代表がイスラエル代表と一緒に自撮りした写真をSNSに投稿したところ、イスラエルを敵視するアラブ社会から非難や殺害を含む脅迫が殺到した。

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