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【阪大入試ミス】
「大学は合格者と不合格者の両方を傷つけた」 批判、不信の声とどまらず
大阪大が昨年2月に実施した入試の物理の問題でミスがあり、本来合格の30人を不合格にした問題が発覚して13日で1週間となった。大学は賠償内容や、一律支払いを検討中の慰謝料の話し合いを該当者らと面談して進めるほか、経緯の検証委員会設置など事態収拾を図るが、批判と不信の声はとどまらない。
「苦労して入学したのに、周囲から不正入学したかのように見られる。大学は合格者と不合格者の両方を傷つけた」。今回、追加合格が認められた受験生が最も多かった工学部の1年の男子学生(20)は肩を落とす。