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【歌劇な人々】OSK・宝塚・劇団四季 日本が誇るオリジナルの歌劇団の「海外戦略」

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【歌劇な人々】
OSK・宝塚・劇団四季 日本が誇るオリジナルの歌劇団の「海外戦略」

OSK日本歌劇団の訪日観光客向け公演「REVUE JAPAN GEISHA & SAMURAI」の一場面 OSK日本歌劇団の訪日観光客向け公演「REVUE JAPAN GEISHA & SAMURAI」の一場面

 これを踏まえ、台湾で定期的に台湾で公演を行い、現地の市場を開拓し、インバウンドにつなげることを視野に入れて取り組み、2015年の第2回公演も大盛況。今年は過去2回の台北に加え、高尾でも公演を行う。

 目標通り、着実にインバウンドにつながり、海外からチケットを購入できる環境を整えた。公演生中継を映画館で楽しむライブビューイングを台湾、香港でも実施。台湾向けに一部演目の、繁体字の字幕付き公演DVDを販売している。

 2018年の年頭会見で小川友次理事長は、海外戦略に触れ、気軽に公演を楽しめるライブビューイングを、欧州など時差のある国は録画上演を含め、「公開国を増やすことも検討していく」とした。

 理事長によると、2020年の演目を決める今年、東京五輪を意識した作品も視野に。技術革新に対応し、携帯、タブレットなどで手軽に宝塚の公演に触れる機会も考えている。

ウェブサイトを多言語化、字幕メガネ導入も検討-劇団四季

 また、今年創立65周年の劇団四季は昨年、劇団のオリジナル作品を、海外のカンパニーが上演する「ライセンス事業」をスタートさせた。中国で「人間になりたがった猫」を上演し、入場率は8割超、観客の評判も良く、手応えを得た。

 今後は、公式ウェブサイトを英語、中国語、韓国語と多言語化し、海外からのチケット購入への対応も進める。吉田智誉樹社長によると、字幕メガネの導入を検討中で、「まずは2月下旬以降、『ライオンキング』を上演する北海道四季劇場での実施を目指す」という。

 いずれも日本が誇るオリジナルの劇団。自慢のコンテンツを生かし、海外のファンを獲得していく。

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