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【歌劇な人々】OSK・宝塚・劇団四季 日本が誇るオリジナルの歌劇団の「海外戦略」

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【歌劇な人々】
OSK・宝塚・劇団四季 日本が誇るオリジナルの歌劇団の「海外戦略」

OSK日本歌劇団の訪日観光客向け公演「REVUE JAPAN GEISHA & SAMURAI」の一場面 OSK日本歌劇団の訪日観光客向け公演「REVUE JAPAN GEISHA & SAMURAI」の一場面

 2020年の東京五輪・パラリンピックを2年後に控え、演劇界の海外戦略が本格化してきた。なかでも、歌唱や踊りなども用いて物語を伝えるミュージカルは、国境を越え、万人に感動が伝わりやすく、訪日外国人客の反応も上々。日本でミュージカルを提供し続ける主要劇団に、今年の海外戦略の展望を聞いた。(橋本奈実)

外国人向けに「日本の美を感じていただける公演を」-OSK

 大阪を拠点とする女性だけのレビュー集団、OSK日本歌劇団(以下OSK)は、JTB西日本などとのタッグで訪日外国人向けの公演「REVUE JAPAN GEISHA & SAMURAI」を、大阪市中央区の道頓堀角座で実施している。

 企画は約2年前から。JTB西日本は、訪日外国人の「大阪には食事後、家族で夜に楽しめる娯楽が少ない」という声を受け、夜の娯楽の充実と地域の活性化を目指し、地元の歌劇団、OSKに相談を持ちかけたことから始まった。

 昨年1月30日~2月4日、春節(旧正月)の歓迎イベントとして試験的に、訪日外国人向けの夜公演を実施。観劇後のアンケートで95%が満足という好結果を得たことから、松竹、松竹芸能が加わった4社連携で府の助成も受け、昨年12月15日から定期公演が始まった。現在、1月31日までの公演が発表されている。

 公演は19時半、21時半からの2部制で約45分間。殺陣と日本舞踊、ダンスが融合したレビューで、外国人にも伝わるよう、ノンバーバル(非言語)で実施。観客には扇子を配布し、観客参加型で楽しむ「舞体験」の場面もある。写真撮影が可能でSNSでの発信も可能。もちろん、日本の観客も見ることができる。

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