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【大阪ブルース!】「酒の席」は無礼講、ブルースメンはベテランも若手も「本音の交換」をする

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【大阪ブルース!】
「酒の席」は無礼講、ブルースメンはベテランも若手も「本音の交換」をする

「無礼講」といいながらサラリーマン社会では…その点、ブルースメンたちの酒の席は本音の交換、文字通りの無礼講だ 「無礼講」といいながらサラリーマン社会では…その点、ブルースメンたちの酒の席は本音の交換、文字通りの無礼講だ

 「酒の席」をこよなく大事にするのは、大阪のビジネスマンだけでなくミュージシャンも同じである。それも、どちらかが一方的に「もてなす」のではなく、あくまで対等な立場としての、ちょっとした「無礼講」でもある。

 「なにわブルースフェスティバル」の打ち上げも、そうした「本音」の交換のようなところがある。若いミュージシャンにとっては雲の上のような憧れのベテランのちょっとした本音を目の当たりにし、ベテランにとっては逆に、若く新しいことをやっているミュージシャンたちとざっくばらんに話をすることが刺激になる。わざわざ口にする機会のない、感謝の気持ちも伝えることができるし、不満や課題もさりげなく共有できる。あの人は機嫌が良かった、悪かった、という「様子」を伺うことは、そのあとのイベントの作り方の参考になる。ちょっとしたことばかりだが、バカにならない。

 東京のミュージシャンにとって「うれしかった」というのは、単に酒が飲めたという程度のことではなくて、大阪のミュージシャン、若手のミュージシャンたちと、そういう交歓ができたというところなのだろう。

 ついでに書けば、こうしたイベントの打ち上げの勘定は主催者持ちである。一人当たりはたいした金額ではないし、それほど良い料理や高い酒が出てくるわけではないが、あとで精算などという面倒なこともなく、三々五々やってきて三々五々帰ってゆくという気楽さもまた、「打ち上げ」のくつろいだ気分に貢献するのだろう。

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